思い出づくり



小学校6年生の生徒とお母さんから、思い出づくりをしたいからと依頼があり、陶芸教室をやってきました。

子供とお母さん二人で相談しながら、作品を仕上げます。051.gif


テーマは「花瓶


卒業式には、焼きあがった花瓶に花を活けて会場に飾ることにしました。056.gif

子供が活けるのか、一緒に活けるのかまだ決まっていませんが、
「とりあえず、手びねりで花瓶つくりました。」だけでは、用途性がある作品だから完結しません。

作るだけ作ったけど、花も活けないし、飾りもしない、その辺にほうりっぱなし・・・では、赤字覚悟でやったアタシの好意も意味がないっしょ!
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自分たちで作ったものが、どんな風に使えるのか、また、どんな使い方をすればいいのかを感じてほしいと思います。

案外、どーしようもない作品だと思っていたものが、花を活けるとすごく素敵になったり、自身作だと思っていたものが、どーよ・・・?って感じだったり、おもしろいんです。

焼きあがって、使ってみて、初めてその存在の価値がわかるんだと思っています。045.gif


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どの親子も、上手く出来ないことを、お互いのせいにして、けんかしながら作っていた光景はとても微笑ましいものでした。
いつもなら、ひょいと手を出して手伝ってしますのですが、今回はあえて手伝いません。
だって、親子で協力して作らないとね。
「思い出づくり」にならないから


世界にひとつかない「花瓶」 どんな風に焼きあがるのでしょうか。責任も感じますが楽しみです。001.gif



***今回の教室で感じたこと。

去年は小学校4年生の生徒の陶芸教室をしましたが、そのときは、陶芸の歴史や窯業地の勉強をしてから
「ペン立て」を作り、かなり面白いものが焼き上がりました。

子供たちは「使う」という目的は理解しているけども、それを意識はしていません。
だから、発想が自由で、のびのびしています。

私たちが考えて考えて答えを出し、やっと出来ることを、
子供はな~んにも考えないであたりまえのようにやってしまうのです。

アタマがやわらかいってうらやましい。

み~んな「ピカソ」だ!



・・・しかし、今回は少し違いました。

小学校6年生・・・4年生とたった2年しか違わないのに、「ピカソ」からは離れました。
こんなことで、子供の成長の早さがわかります。

ま、今回はお母さんが一緒だったことも関係してますが。


うちの甥たちが、小学校1年生の夏休みの工作で仕上げた作品は力強く、素晴らしいものでした。
「子供の頃に、自分がこんな発想でこんな作品を作ったんだ。」 と、大人になってから子供の頃の自分を誉めてやりたくなることでしょう041.gif



『自分で考えて作る。』

簡単なようですが、私にとっては大変難しいことです。
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by orihimes-cafe | 2009-08-22 23:02 | 日々のこと