2009年 10月 30日
結ぶ______寿。
結ぶ____寿(ことほぎ)。百色の帯締めから始まるきものストーリー
京都の江戸末期の町家に住まい、和装アトリエを構える西村さんの企画展です。
今更ながらですが日本の伝統色の名前は素晴らしいですね。
ここの西村さんでは百色の帯締めを揃えていらっしゃるとのことですが、調べたら、251色ありました。
その、ひと色ひと色の名前・・・
たとえば、私が今回買った帯締めの色の名前は「千歳緑(せんさいみどり)」・・・(写真の左から5番目のです)
この色を今の色で表現すると・・・「かなり派手なグリーンです」 となります。
他には、「瓶覗(かめのぞき)」・・・この色は藍の瓶(かめ)を覗いただけで、移った色を表現した言い方だそうです。
「鶸萌葱(ひわもえぎ)」「深緋(こきひ)」「淡水色(うすみずいろ)」・・・・どの色もその色の意味を持っています。
そういえば昔使ったクレヨンの色の名前、桃色、水色、鼠色、黄色・・・はここからきているんですね。
12色は日本の代表的な色を選んであるんだとまた改めて納得!
でも、せっかくこんなに美しい色の名前があるのに、どうして使わなくなっていったのでしょうか?
残念なことです。
せっかくこんなに素晴らしいものがあるのに、もっと日本の伝統や文化を大切にしなければもったいないです。
そして着物も・・・着る人が少なくなりました。
小学生の時、参観日には母は必ず着物で来ていました。
また、母に「着物で来てほしい」とお願いもしていました。
幼いながら、着物が綺麗だと感じていたんでしょうね。
昨日のギャラリートークで西村さんの女将さんが言ってらっしゃいました。
(とっても素敵な女将さんでした。)
「今までの着物の概念を捨ててください。
たとえば、付下げに半幅帯でもいいんです・・・難しく硬く考えないで大丈夫!
一年360日着物を着ている私が言ってるんだから私の言うことを信じてください。」
う~ん~~~~素晴らしい~。
素晴らしいけど、そこまでの挑戦はまだ私にはできないです。
でも、帯締めでその人のセンスが決まるというご主人のお話は今からでも実践できそうです。
ぴりっ とかっこよく着こなしてみたですね~。
着付けのDVDも買ったので、研究してみなければ。
それから、集の男前のオーナーからうれしいプレゼントをもらいました。
歌舞伎の衣装のおきれじで作った小服紗です。
大切に使わせていただきます。
ありがとうございました。
by orihimes-cafe
| 2009-10-30 23:51
| 日々のこと